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2005年12月19日 (月)

会ニュースNO42

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 大津市平和・無防備都市条例実現へ!
大津市民の会ニュース   05/12/19 NO.42
(連絡先:〒520-0043 大津市中央4-1-14 ℡/FAX077-522-9898  会携帯090-7763-6507)
メール:muboubi-shiga@mbp.nifty.com 
ホームページ: http://muboubi-shiga.way-nifty.com/otsu/
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 12/19市議会総務常任委員会 条例案を否決
ジュネーブ条約の文民保護の主旨を無視し、主体的判断を放棄した市当局

 12月19日(月)に、市議会総務常任委員会において午前10時から正午まで2時間「大津市平和・無防備都市条例案」の審議が行われ、条例案賛成者少数(9名中2名)のため総務常任委員会では否決となりました。
市当局の答弁は、①国の見解から地方公共団体は無防備地域宣言をできない。国防に一定の制限を加えることはできない②地方自治法に抵触する、をかたくなに繰り返すのみで、市民の平和と安全を守るための市としての主体的判断を一切回避しました。一方、「(有事の際)国民保護法・武力攻撃事態法に基づき、国と協力する対処義務を負っている」と戦争のための有事法制は忠実に遂行することを表明しています。「自治体が宣言できる困難な状況とは無政府状態であり、その場合は通告すべき相手がいないので、自治体が宣言をするのは不可能」「ジュネーブ諸条約は国と国との取り決め」などジュネーブ条約第一追加議定書の自国民保護を定めた主旨を意図的に無視した発言をしています。さらに、大和市の住民基本条例については「各自治体が判断するもの」とし、非核神戸方式については「法律的にはとうてい有効とは言えない」と切り捨て、自衛隊について「軍隊であるか否かは判断を差し控えるが、その機能は持っている」としました。委員会での議員と市当局のやり取りなど詳しい審議内容は後日まとめてお知らせします。以下、各会派の意見の概要。

政新会(園田議員)①条例の有用性・効果がない。ジュネーブ条約は守られていない②地方公共団体は宣言できない③条例は法令(地方自治法、国民保護法、自衛隊法等)に反するので反対。
市民ネット21(安田議員)それぞれの議員の思いを大切にしたい。攻められた時は助け合い協力すべき。条例に反対。
市民ネット21(清水議員)賛成。自治体としての主体性を持ち、平時から平和を作り古都大津の文化財を守り、121,312人の思いを受け止め世界へ日本へ平和を発信するために条例制定がスタートである。
公明党(高橋議員)条例に反対。戦時国際法は有事に生命を守るものとしては問題がある。国の見解からも宣言は非現実的であり、制定した自治体はない。12,312人の平和への強い願いは受け止める。
共産党(節木議員)憲法の平和主義に基づくもので自治体が戦争非協力を貫くことに有効である。12,312人の署名には大津市民の願いがこめられている。住民の安全を守る地方自治の本旨にかかわることであり、積極的に賛成する。

(傍聴参加者感想)「悲しくて涙が出た。二つに一つ。条例を作って幸せなのか不幸せなのか聞きたい」(女性)「攻めてみたいという園田議員の発言は許せない。抗議し撤回を」(多数)

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政新会・園田議員の暴言に抗議を! 発言を撤回させよう!
 「そういうところ(無防備地域)があったら攻めてみたい」

園田寛議員は、委員会最終の会派代表としての意見表明の中で、無防備条例を否定するために、あろうことか「(無防備地域は)格好の攻撃材料である。私であっても、なんかそういうところがあれば、攻めてみたい」と暴言を吐きました。武装していない地域は、攻撃し殺すという好戦論丸出しの論理です。会場の傍聴に来ていたPTA会長から、あなたの言っていることは、下校中の無防備な女の子は襲うということと一緒だ」と非難の声があがりました。全くそのとおりで、住民を保護するのではなく、相手を攻撃の対象としてしか見ず住民を殺戮するイラクの米軍と同じ立場であることを明らかにした発言です。この発言は、個人が冗談として言ったのではなく、有権者の付託を受けた市会議員として不見識極まりない発言であり、また委員会という公式の場での発言であるため、断じて許すこのできないものです。そして、また、政新会代表としての発言であるので、政新会しての見解も質すことも含め、会として抗議し、発言の撤回を求めます。
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◎園田議員発言に抗議を!
ハガキ・手紙「〒520-8575大津市役所議会事務局気付   
ファクス 077-521-0409(大津市議会事務局)
大津市ホームページ市民の声 http://www.city.otsu.shiga.jp/voice/index.htm

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議会傍聴 採決 12月22日(木) 
14時~ 13時30分市役所新館1階ロビー集合

☆☆☆無防備地域宣言を実現するつどいにご参加を!☆☆☆
12月23日(金)14時~ 明日都浜大津4階小会議室
基調と今後の取り組み
報告 (仮題)国民保護法は対テロ戦を支える戦争体制づくり~福井国民保護実働訓練から~ 桝田氏(全国ネット)

☆☆以下は、抗議文です。☆☆

                          
大津市議会議長         様
大津市議会総務常任委員長    様
政新会幹事長         様
大津市議会総務常任委員 園田寛様
大津市議会事務局長      様

                     無防備地域宣言をめざす大津市民の会
                      共同代表     川端 諭
                                 大山 修司

12月19日、大津市平和・無防備都市条例案が総務常任委員会で審議された。
 各会派討論において、政新会の園田寛総務常任委員は、「非戦論者の私でさえ」と前置きし、(無防備宣言地区は)「格好の攻撃材料」であり、「なんかそういうところがあったら攻めてみたい」と発言した。この発言は、議会の品位をおとしめるものであり、下品極まりない。断じて許すことはできない。
 発言の撤回はもとより、12,312名の署名をした市民と全ての市民に対して謝罪を要求する。
 園田委員の発言は、条例の審議内容とは無関係な、まさに好戦勢力そのものの発言に他ならない。
 「攻撃する」先には多くの人々の生活があり、生命が存在する。「攻めてみたい」との発言は、決して許されるものではない。この発言は、街中を歩く女性や下校途中の幼い女の子を「襲いたい」と言っているに等しい。
 以下の点に回答されるとともに、具体的に対処されたい。

                            記

1. 政新会及び園田委員宛
園田委員の発言は、政新会としての討論であったのかどうか、明らかにされたい。
 本会議での謝罪と発言の撤回を政新会あるいは当該委員に対し要求する。
 
2. 総務常任委員会委員長宛
 不適切な発言は制止すべきであり、発言の撤回と謝罪を要求すべきであるが、いかがお考えか。

3. 議長宛
 大津市議会の品位をおとしめるものであり、議長は当該委員に対し、謝罪と発言の撤回を求めるべきである。いかがお考えか。

4. 議会事務局宛
 当該委員の発言を大津市当局としていかがお考えか、見解を示されたい。
 大津市として謝罪と発言の撤回を求められたい。

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コメント

世界中に兵器が無くなり全て無防備地域になれば、今よりは良い世界になるでしょう。
そういった世の中にしていくのは私達の使命なのかもしれません。
しかし、世の中を見回してみるとそれはまだ時期尚早のような気がします。
こちらのサイトでは、疑問に対する答えとしてジュネーブ条約を引用なさってますし、この条約をよりどころとした考えのように見受けられます。
でも、日本の周りにはジュネーブ条約に加盟していない国も多いのではないでしょうか?
そういった国々に「我々はジュネーブ条約にのっとり云々」と説いても意味が無いのではないでしょうか?
私には現時点でとても賛同することは出来ないことだと思います。

投稿: mama | 2005年12月21日 (水) 23時13分

いまからみんなで大津市へ行ってそこらの住民に片っ端から襲いかかろうぜ。
大丈夫大丈夫。無防備都市だから文句言われないから。条例に賛成してるひとたちが守ってくれるって。

投稿: | 2006年1月 3日 (火) 04時53分

これは外患誘致罪に該当するんじゃないか?
有罪になると、死刑しかあり得ない、という究極の罪。

新年を迎えるに当たって、こいつ等が死刑になることを心から祈願します。

投稿: 1 | 2006年1月 3日 (火) 19時32分

「下校中の無防備な…」とか言ってるようだが
無防備な状態を作り出そうとしているのはあなた達だろう。

上の方も書かれているが、あなた達が死刑、もしくは外患援助で5年程度懲役を受けた方が日本のためになるのではないかと私は思う。

投稿: | 2006年1月 4日 (水) 02時22分

大もとのページのQ&Aには、宣言すると紛争中は不可侵の領域となるみたいなこと書いてありますけど…

ジュネーブ条約みる限りではそんな内容ではないんですが。
それに第二項の特定の部分を抜き落として無防備地域を説明してるのは同言うわけですか?


答えていただきたい。

投稿: 大ボラ吹き | 2006年1月 5日 (木) 06時46分

無防備都市宣言した後に戦争が起きたと仮定しましょう。

・戦争に負けた場合
敵国に好き勝手やりたい放題されたあげくに、抵抗もしなかった腰抜け扱い。
一部が協力者として厚遇される可能性もあり。
日本人からは「あいつらのせいで負けたんだ!」と裏切り者扱い。

・戦争に勝った場合
敵国に好き勝手やりたい放題されたあげく、日本人からは
「俺たちが頑張って敵国退けたのに、あいつらは傍観してやがった!」と裏切り者扱い。


どっちに転んでも、あなた方が心から褒め称える状況なんてありませんよ。待っているのは罵倒の嵐です。

投稿: DDD | 2006年1月 5日 (木) 13時37分

どうせここの管理者は幾万の非難で埋め尽くされようが痛くも痒くもないだろう。
某国の、某団体から与えられた任務は
「日本の国力をやりやすい、柔らかい部分からじわじわ削ぎ落とす事」
なんだから。

次の指令は来たか?準備はOKか?
お前ら売国奴に日本は渡さない。

投稿: うま | 2006年1月 7日 (土) 02時11分

侵略を全く反省してない国がすぐお隣に2・3個ありますね。
更に居ますが、赤と欧米諸国の戦いでは米が世論に押されて軍縮したら、
軍拡を続けたソ連や中国に負けかけて急いで軍備を整えたと言う過去が有ります。

何かご意見は?

投稿: 米ソ中国 | 2006年1月11日 (水) 21時43分

AHOCA博士も無防備都市宣言には呆れかえっておられるようです。

   'i、               _,,----,,,,、
    .ヽ            ,,,,,二     `゙'ヽ、     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     'b、       .レ‐'''''ヽ,  ゙゙゙゙゙"' ヽ    <  アホか。
    .!ご゙゙゙゙'""'''''''''''''"    ゙l      ゙l、    \__________
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        从--‐'}     ̄`      `゙゙゙゚゙^'ッ,, ,/`
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投稿: AHOCA博士 | 2006年1月12日 (木) 20時41分

http://nokan2000.nobody.jp/switz/
世界とともに平和に生きることを欲しないスイス人があろうか。戦争を非としないスイス人がいるだろうか。われわれが軍隊を国境に置いているのは、他の国がわれわれを平和に生きさせておいてくれるためである。
 人類の幸福は、われわれにとって重要なことだ。われわれは力の及ぶ限りそれに貢献している。たとえば赤十字の活動、開発途上国に対する援助、戦争状態にある国の利益代表など。ところが、現実はこのとおりである。
 それを知らないとしたら、われわれは、お人好しであり、軽率だということになるだろう。われわれを取り囲む国々が武装し続ける限り、われわれは国家の防衛を怠ることはできない。
 ヨーロッパで対立する交戦国によるスイス攻撃の可能性を、われわれは、最近の二つの大戦の経験にかんがみて、よく考えなくてはならない。
 潜在的は敵を仮定--その宣伝文句に基づいて判断することは、たとえその宣伝文の中に、聖書の文句が引用されていようとも、できないことだ。われわれは、にせ平和主義者たちが、武装するのをやめないでいることを確認している。われわれの信念は誠実なものである。われわれは、だれ一人殺そうとするつもりはないが、ただ正当防衛を確保しなければならぬ。
 われわれが武器を使用せざるをえないようなことがないように!われわれは、これ以上に真摯な願いを持たない。

投稿: | 2006年1月22日 (日) 00時27分

自由と責任

 民主主義は個人の意見を尊重する。これが民主主義の最も大きい長所の一つである。
 民主主義国家では、個人の私的な言行にまで介入することはない。報道、ラジオ、テレビは自由である。
各人は、平時には少しの困難もなく外国へ行くことができる。各人は、自己の気に入った政党を選ぶことができる。
“自由”が空虚な言葉でない国、自由の内容がちゃんと充実している国では、このようになっている。
 しかし、国家は共同社会を守らなくてはならない。そのため、国家は、特にスパイ行為と戦う義務を持つ。スイスには思想に関する罪というものはないが、しかし、われわれの防衛力を弱めようとする連中は、監視しなければならない。内部から国を崩壊させようとする作業が、公共精神を麻痺させる者によって企てられる可能性が常にある。
 自由は良い。だからといって無秩序をいけない。
 故に、国家的独立の意思を無くしてわれわれを弱体化させようとするイデオロギーに対して、人々の注意を喚起する必要がある。教育者、政党、組合、愛国的グループなど、世論に影響を及ぼす立場にある人々は、すべて、 自らの責任を絶えず自覚しなければならない。

投稿: | 2006年1月22日 (日) 00時29分

敵は、同調者を探す。
 敵は、われわれの防衛力を弱めようとする。
 敵は、われわれを眠らせようとする。
 敵は、われわれを脅そうとする。
 敵は、わが経済力を弱めようとする。


われわれは、今日われわれの前に現れている戦争のもう一つの形について語った。

この種の出来事は、われわれの周囲に、われわれの内部に、毎日起こっている。

われわれの運命は、これらの出来事に直面した際、われわれがどう対応するかにかかっている。

明日について考えよう。
われわれの行動を想像しよう。

投稿: | 2006年1月22日 (日) 00時37分

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